荻原浩さんの小説『海の見える理髪店』の文
庫本が、2019年5月17日に発売されました!
第155回直木賞受賞作で、様々な家族模様を
描いた短編集となっています。
そんな話題の本作ですが、やはり気になる
のは感想ですよね?
そこで今回は、『海の見える理髪店』を購
入された方の感想をご紹介します!是非、
参考にしてみて下さいね!
『海の見える理髪店』の感想をたっぷりとご紹介!
早速、『海の見える理髪店』の感想を見て
いきます!
今回は、Amazonや楽天を始めとした商品
ページなどに投稿されている、購入された
方の感想をたっぷりとご紹介します!
なお、ネタバレはありませんのでご安心を。
(以下から感想)
■荻原浩さんの作品は、もう読まないと決め
ていました。
しかし、直木賞を受賞したということで、
読んでみることに。
面白かったです。様々な家族模様が、短編
でサッと読めます。
私は表題作の「海の見える理髪店」が好き
ですね。
切ないような、温かいような、そんな気持ち
になる物語です。
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■どの短編もやや重たい感じがあるものの、
「海の見える理髪店」は一番良かったです。
店内の鏡から見える海の青、夕陽の赤、理髪
店の白など、その風景が浮かんできます。
特に、夕陽の金色がかった赤を想像したり、
店主とお客の青年との思いもよらない結末に
「なるほど」と納得したり…。
あっという間の読書時間でした。
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■爽やかな海岸線にある理髪店のお話です。
もしもこの理髪店が実在するなら、会社を
休んででも訪れてみたいですね。
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■一人の視点から物語が展開するため、お話
の想像がしやすく、短編集なので読みやすい
です。
ただ、話が急な展開で終わりが複雑なので、
理解しながら読まないと難しいですね。
特に好きな話は、「成人式」です。悲しみ
を乗り越えていく2人の物語で、喜怒哀楽
がいっぱい詰まっていました。特に、終盤
にかけての展開には、ニヤニヤします。
また、この本はまるでホラーのような恐怖
や、嫌な想像を掻き立てられる描写がいく
つもあって怖かったですね。
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■サラッと読める一冊です。直木賞作品を読
んでみたい方には良いかも知れませんね。
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■休みの日に温かいココアと一緒に読むのに
ピッタリな一冊です。
荻原浩さんの作品は、コメディよりも今作
のようなホッコリする話の方が好きですね。
素敵な作品でした。
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■直木賞受賞作品ということで、購入しま
した。
短編集で、一話ごとの人間模様が良いです
ね。
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■私はこの本を読んで、家族を大切にしたい
と思いました。
家族の姿は様々ですが、短編一つ一つの内容
は心に染み入るものがあります。
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■表題の「海の見える理髪店」は、昔の理髪
店を知る私としては共感できる場面が多かっ
たです。息子との再会には、感慨深いものが
ありますね。
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■6人のお客さんが訪れる理容店のお話かと
思いきや、6作とも違う短編集なんですね。
次第に明らかになる、それぞれの家族の様
子。
「海の見える理髪店」の最後で二人の関係
が分かった瞬間は、ハッとしました。
(感想はここまで)
【著作権上の問題により、感想は意味を
変えず書き直しさせて頂いています。】
【投稿者の方のお名前は、伏せさせていた
だきました。】
いかがでしたか?
今回は、ネタバレなしでご紹介しました。
購入された方の感想、参考になれば幸い
です!
『海の見える理髪店』全6篇のあらすじ
あの時伝えられなかった言葉、消し去れない
後悔の数々…。
母と娘、夫と妻、父と息子。
この本は、そんな様々な家族が紡ぎ出す、
喪失感と小さな希望に満ちた6つの物語…。
●「海の見える理髪店」
ある伝説の理髪店があった。その店の主の
腕に惚れ込んだ大物俳優や、政財界の面々
が通いつめる名店である。
とある事情からその店に最初で最後の予約
を入れた、僕。
僕と店主との特別な時間が始まり…。
●「いつか来た道」
自分の意志を押し付ける、画家の母がいる。
その母から、16年間必死に逃げてきた。
そんな中、とある事情で懐かしい町に帰っ
てきた私。
そこでは、母との思いもよらない再会が待
っていた。
●「遠くから来た手紙」
仕事中心の夫と口うるさい義母。彼らに反
発し、子供と一緒に実家に帰った祥子。
そんな祥子に、その晩、ある不思議なメー
ルが届いて…。
●「空は今日もスカイ」
親の離婚により、母の実家に連れられてきた
茜。
やがて彼女は、家出をして海を目指す。
●「時のない時計」
父の形見を修理するために訪れた時計屋。
そこで、記憶の彼方にあった父との思い出
の数々が蘇り…。
●「成人式」
数年前、中学生の娘が急逝した。
悲しみにくれる毎日を過ごしてきた夫婦。
亡き娘の成人式に、替え玉出席をしようと
するが…。
目次
・海の見える理髪店
・いつか来た道
・遠くから来た手紙
・空は今日もスカイ
・時のない時計
・成人式
著者紹介
●荻原浩(オギワラヒロシ)
小説家・推理作家。1956年、埼玉県に生ま
れる。
コピーライターを経て、1997年に『オロロ
畑でつかまえて』で、第10回小説すばる新
人賞を受賞。作家としてデビューする。
2005年に『明日の記憶』で、第18回山本周
五郎賞受賞。
2014年に『二千七百の夏と冬』で、第5回山
田風太郎賞受賞。
2016年には、今作『海の見える理髪店』で、
第155回直木賞を受賞する。
※この書籍が刊行された当時に掲載されて
いたデータになります。
書籍情報
●『海の見える理髪店』(集英社文庫)
発売日: 2019年5月17日
著者: 荻原浩
出版社: 集英社
発行形態: 文庫
ページ数: 272p
ISBNコード: 9784087458725
おわりに
今回は、『海の見える理髪店』という荻原浩
さん原作の文庫本をご紹介しました!
直木賞受賞作家が魅せる、様々な家族模様。
是非6つの短編を読んで、あなたが好きな話
を見つけてみて下さい!
この情報があなたのお役に立てば幸いです。
では、最後までこの記事をご覧いただき、
本当にありがとうございました!