湊かなえの連作ミステリー『絶唱』のあらすじを詳しく解説!

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湊かなえさんの小説『絶唱』の文庫本が、

2019年6月26日に発売されました!

 

喪失と再生を描いた、全4話からなる連作

編ミステリーです。

 

そんな本作ですが、やはりあらすじが気に

りますよね?

 

そこで今回は、湊かなえさんの小説『絶唱』

のあらすじを詳しくご紹介します!是非、参

考にしてみて下さいね。

 

なお、ネタバレはありませんのでご安心を。

 

湊かなえ『絶唱』の気になるあらすじは?

では早速、湊かなえさんの小説『絶唱』の気

になるあらすじを、ネタバレなしで見ていき

ます!

【物語全体のあらすじ】

南の島にいる、その人は言った。

 

「悲しみしかないと、思っていた。でも、

死は悲しむべきものじゃない。」

 

五歳の時、雪絵は双子の妹の毬絵を亡くし

た。

 

毬絵の「死」に絶望し、己を見失いかける

雪絵。

 

いつも脳裏に浮かぶのは、最後に見たあの人

の顔、二度と消せない自分の言葉、守れなか

った小さないのち…。

 

心を取り戻すため、約束を果たすため、逃

げ出すため、忘れられないあの日のため、

そして、別れを受け止めるため。

 

そんな様々な想いとある秘密を抱えたまま、

雪絵たちは太平洋に浮かぶ島へと辿り着く。

 

島で始まる、新たな物語。そこで生まれる

それぞれの「希望」のかたちとは一体?

 

湊かなえが紡ぐ、全4話からなる連作短編

ミステリーが、開幕する。

 

【楽園】

女子大生の雪絵は、5歳の時に神戸の震災で

双子の妹の毬絵を亡くした。

 

その後、一人で南の島のトンガへとやって

来た。

 

そこでは雪絵は「マリエ」と名乗り、尚美

という女性が経営するゲストハウスに泊ま

ることに。

 

ゲストハウスには、5歳になる娘を連れた

シングルマザーの杏子がいた。

 

やがて、高校生の時に裕太という男の子が

贈ってくれたある絵の風景を探す旅が始ま

る…。

 

【約束】

トンガの女子校で家庭科を教えている理恵子

は、国際ポランティア隊メンバーの一人だ。

 

ある日、理恵子は同僚と一緒に前校長の葬儀

に出席した。

 

その後、婚約者の宗一が日本から来ることに

なっていたのだが、実は理恵子は婚約解消を

伝えようと考えていた。

 

さらにその日は、大学の頃に付き合っていた

二人が、神戸で震災を経験した日だった…。

 

【太陽】

シングルマザーの杏子は、大阪で水商売をし

ながら5歳の娘の花恋と生活していた。

 

杏子は、住んでいたアパートの度重なるトラ

ブルにより、トンガへと旅立つことを決意す

る。

 

実は、杏子は小学生の頃に神戸の震災で父親

と家をなくしていた。

 

当時避難所でボタンティアをしていたトンガ

人の青年がいたのだが、その人のことが忘れ

られずにいたのだ。

 

杏子は、当時名前しか分からなかった青年に

会えるかもという期待を抱くが…。

 

【絶唱】

晴れて作家になり新人賞を受賞した千晴は、

トンガに住んでいる尚美に向けて手紙を書い

ていた。

 

千晴は大学4回生の時に、阪神大震災を経験

した。

 

住んでいたアパートが被災したので、大阪に

あるバイト仲間の友人の家に泊めてもらって

いた。

 

そんな中、千晴が所属する大学のミュージカ

ル同好会の友人・泰代から、もう一人の友人

である静香が亡くなったことを告げられる。

 

あの日駆けつけなかった事を責められた千晴

は…。

 

著者紹介

湊かなえ(ミナトカナエ)

 

小説家。1973年、広島県に生まれる。

 

2007年に、「聖職者」で小説推理新人賞を

受賞。

 

08年に、「聖職者」を収録した『告白』が

「週刊文春ミステリーベスト10」で国内部

門第1位に選出される。翌年には本屋大賞を

受賞。

 

12年に、「望郷、海の星」で日本推理作家

協会賞短編部門受賞。

 

16年に、『ユートピア』で山本周五郎賞受

賞。

 

18年には、『贖罪』がエドガー賞候補に選

出される。

 

このほか、『少女』『Nのために』『夜行観

覧車』『母性』『望郷』『高校入試』『豆の

上で眠る』『山女日記』『物語のおわり』

『絶唱』『リバース』『ポイズンドーター・

ホーリーマザー』『未来』『ブロードキャス

ト』エッセイ集『山猫珈琲』など、多数の著

書がある。

 

※この書籍が刊行された当時に掲載されて

いたデータです。

 

湊かなえ『絶唱』の気になる感想をズラッとご紹介!

新しい本を読む時って、他の方の感想が気に

なりますよね?

 

そこで、湊かなえさんの『絶唱』を購入され

た方の感想を、Amazonや楽天などのサイト

で調べてみました!

 

なお、感想もネタバレなしでお届けします。

 

(感想は以下から)

 

■阪神大震災と、トンガという南の島が舞台

の小説です。

 

震災の辛い記憶と、南国の島・トンガの雰囲

気が、実に対照的に描かれています。

 

短編集ではありますが、物語が少しずつ繋が

っており、ラストに「そうくるのか!」と唸

らされました。

 

====================

 

■湊かなえさんご自身が阪神大震災の際に負

った心の傷が、今作『絶唱』には詰まってい

ます。

 

阪神大震災から20年以上経ちましたが、湊さ

んの中ではようやく小説として書けるところ

まで、傷が癒えたのでしょうね。

 

私ならこういった実体験は決して他人には話

せないですね。自分の心に鎖をかけ、時が立

つまで封印すると思います。

 

また、タシさんについて書かれていることに

気付いて、彼の笑顔や話し方、そしてご兄弟

の寂しげな表情が蘇り、大きな感動を覚えま

した。

 

今作『絶唱』は、身を削りながら小説を書き

過去の傷をさらけ出してくれた湊さんの、作

家としての凄さに心を打たれた一冊です。

 

====================

 

■阪神・淡路大震災を経験した人たちと、ト

ンガという島を通して、4つの短編が繋がっ

ていきます。

 

湊かなえさんは、『山女日記』で登山家と

しての一面を見たのですが、かつて2年間

トンガで青年海外協力隊として活動し、震

災も経験されていたのですね。

 

今作は、そんな著者自らの体験が反映されて

いるような印象を受けました。

 

やはりこの方は、多面的で他にはない作風な

ので、読んでいて面白いですね。

 

====================

 

■私は湊かなえ作品をよく読みますが、この

『絶唱』は湊さんにとって原点とも言える作

品だと思います。

 

物語の最後に、全てが繋がっていきます。

湊かなえファンの方は、是非読んでみては。

 

====================

 

■スリリングな展開を期待して読んでみまし

たが、震災のお話とはいえちょっと退屈な印

象を受けました。

 

しかし、最終章を読むとその意味に納得。湊

さんの実話を基にした話だということが分か

った瞬間、すごくドキドキしました。

 

この実体験を書くのには、とても勇気が必要

だったと思いますね。

 

今作は、南の島トンガの美しい様子と、人々

のくすんだ心が見事に対比されており、湊さ

んの新たな一面が見える小説でした。

 

====================

 

■今作は全4部構成ですが、最後の「絶唱」

はほとんどが湊かなえさんの実話だと感じま

した。

 

20年前の阪神・淡路大震災を経験した著者

のリアリティ溢れる話ということで、これは

読んで損はないはず。

 

日本はいずれ大きな震災が起こるかもしれま

せんが、その時に「自分は何が出来るか?」

を考えさせられる小説です。

 

====================

 

■今作を読み終わった瞬間、私は言葉に出来

ない感覚を味わいました。

 

湊かなえさん自身が経験されたことをベース

にした小説ですが、この壮絶さは実際に震災

を経験した方しか語れないです。

 

そんな壮絶さだけではなく、私達は様々な人

に支えられて今を生きているということを再

確認させられます。

 

「当たり前」に常に感謝する気持ちを持ちた

いものですね。

 

(感想はここまで)

 

【著作権上の問題により、感想は意味を変

えず書き直しさせて頂いています。】

 

【投稿者の方のお名前は、伏せさせていた

だきました。】

 

いかがでしたか?

 

今回は、ネタバレなしでご紹介しました。

 

『絶唱』を購入された方の感想が、あなた

の参考になれば幸いです。

 

書籍情報

『絶唱』

発売日: 2019年6月26日

著者: 湊かなえ

出版社: 新潮社

発行形態: 文庫

ページ数: 336p

ISBNコード: 9784101267739

 

おわりに

今回は、湊かなえさんの小説『絶唱』の詳し

いあらすじや、文庫本の内容についてご紹介

しました!

 

まるで「実話」かと思うほど、リアリティの

ある描写の数々。

 

実話をもとにした小説かどうかは、作者であ

る湊かなえさんしか知り得ないことですけど

ね。

 

とは言え、喪失と再生を描いた全4話からなる

連作短編は、涙なしには読めません…!

 

また、文庫本となったことで持ち運びがしや

すくなり、より気軽に手に取れるようになっ

た点も大きいですよね。

 

ちなみに、私が普段使用している電子書籍サ

イトは31日間の無料トライアルがあり、湊か

なえさんの過去の作品も読めるので重宝して

います♪

 

無料トライアルはこちら

 

あらすじを読んだあなたも、『絶唱』をこの

機会に読んでみては?

 

では、最後までこの記事をご覧いただき、

本当にありがとうございました!

 

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